| ジャンル | 見下ろし型探索アクション |
| メーカー/ブランド | 開発: Moonloop Games / 販売: Firestoke |
| 発売年 | 2024 |
| ハード | Steam(Win) |
| お気に入り度(0~10) | 8+ |
| プレイ状況 | 全実績解除 / Steam版 |
圧倒的に美しいグラフィックが目を惹く作品。
ただ、特別何かのゲームに似ているわけではないため、トレーラーからゲームプレイを想像しづらく、損をしていそうな作品でもあります。私も、映像美だけを見て勢いで購入しましたが、グラフィック以外にも素敵なところが数多くあったので、その魅力を伝えられるようにレビューして行きたいと思います。
Hauntii
— SPD (@SPD_9X2) 2024年8月25日
奇妙で神秘的な世界「とわの国」を天使のような見た目の使者と冒険する見下ろし型探索系アクション
白黒2色でありながら緻密に表現された息を吞むほど美麗なグラフィック、神秘的な音楽が特長
テンポよく収集アイテムを集めていくことを軸に据えたマリオ64風のゲーム性も好みだった
おすすめ pic.twitter.com/ztnaoin5sB
紹介・レビュー
一言で言い表すと見下ろし型の探索アクションゲームなのですが、それはさておき、まずはトレーラーを見ていただきたいです。
途方もないぐらい緻密で美しいグラフィック。トレーラー用に作成された映像というわけではありません。ピクセル単位で書き込まれた緻密なグラフィックに、細かいところまで情報量を詰め込んだマップのデザイン、そして光と闇のコントラスト。
この美しいグラフィックがゲーム中全編に渡り、最大限に発揮されるのが本作最大の特徴です。

さらに、時折訪れるイベントでは軽く流してしまうのが憚られるほど書き込まれた美麗なシーンが登場します。

美麗なグラフィックだけでなく、描かれる神秘的な世界も本作の大きな魅力。
本作の舞台は奇妙で不思議な世界「とわの国」です。

とわの国に訪れたホーンティーが、天使のような見た目の謎の存在「とわの使者」と出会い、共に世界を旅していく物語が綴られます。
本作の世界観はキリスト教の神話をベースにしており、オープニングではとわの使者がキリスト教の大天使に姿を変える一幕も。


神秘的でありながらも、人知を超越した不気味さをもって描かれる「とわの使者」が物語にの中心となって「とわの国」の深淵へとプレイヤーを誘います。
「とわの国」にはたくさんの住人がいて、彼らも物語に大きく絡んできます。彼らとのやり取りの中から、世界やとわの使者、そして自分自身の謎に関するヒントが得られ、だんだんと物語全体を見通すことができるようになっていく。そんな構成になっています。



ここからは本作のゲームプレイについて説明していこうと思います。
先述の通り、本作は見下ろし型の探索アクションゲームです。舞台となる世界は平面に広がる2Dのマップとして表現され、かなり自由に歩き回ることができます。ただし、地面が暗い場所に長時間いると闇に飲み込まれてダメージを受けてしまうので、基本的には明るい道を移動することになります。

フィールド上には敵も配置されていて、出会うと攻撃してきます。こちらの攻撃手段は弾を撃つことで、コントローラーの右スティックを傾けた方向に発射できます。

とはいえ、弾を撃つ攻撃は弱く、つらい戦闘になることも多々。そんな時は「憑依」を活用して戦います。本作には憑依できる生物が所々に配置してあり、それに攻撃することで乗り移って操作できるようになります。

憑依できる生物は強いものが多く、うまく活用することで戦闘を有利に進められます。憑依は戦闘だけでなく、探索でも活躍します。上のジャンプができる生物なら、高いところに上るのに使ったりできるわけです。

本作のメインの探索要素は「きら星」というアイテムの収集です。「きら星」は各マップにいくつか配置されており、一定数集めることで先のエリアに進めるようになります。きら星は、ステージ中のギミックを動かすことで獲得できたり、ミニゲームをクリアすることで入手できたり、ボスを倒すことで獲得できたり、暗いほうにあえて行ってみると落ちていたり、店で売っていたりします。

あらゆるプレイヤーの行動が最終的にはキラ星の獲得につながるため、きら星はハイテンポでどんどん集まっていきます。各エリアにいくつのキラ星があるのか、いくつ獲得済なのかはいつでもマップで確認できるようになっているので、収集アイテムの空枠を埋めていくのが好きな人にはたまらないプレイ感になっています。全回収もそこまで難しくはないため、最初から全部集めるつもりでプレイするのもアリです。

キラ星は空に掲げることで「星座」を構成する星にすることができ、星座を作っていくことでホーンティーの能力を強化することができます。

他の収集要素として、見た目を変えられる「ぼうし」があります。各地の店で売っているので、気分次第で変えてみるのもいいでしょう。

ゲームプレイ全体としては、マップを探索してキラ星が隠されていそうな気配を感じ取ったら探して獲得。時折挟まれるイベントをこなして先へと進んでいく……そんな感じになっています。
Steamのレビューを見ると、不満点としてゲームプレイが単調であると述べている人もいますが、メトロイドヴァニアのアイテム探し要素が好きな方であれば最高に満足できると思います。
逆に、アクションゲームとしてはそこまで特筆するものはないため、探索要素が苦手な人にはあまりお勧めできないかもしれません。
ただし、収集要素はある程度無視してもエンディングを見ることはできるので、アートワークを楽しむためだけに手を出してみるのもありですよ。
Hauntii を遊ぶには?
Steamで購入できます。キーボード+マウスでも、コントローラーでも遊べます。
しっかりとした翻訳者さんが関わっているであろう高品質の日本語訳が収録されています。
まとめ
神秘的で深遠な世界観と、それを表現する圧倒的ビジュアルが特長の見下ろし型探索アクションゲームです。
アイテムをハイペースでどんどん集めていく「埋める」楽しさのあるゲームプレイは、メトロイドヴァニアの探索が好きな方には刺さるはず。
個人的にはとても楽しい作品でした。おすすめ。
ゲーム音楽ピックアップ
1. Hauntii
タイトルの曲です。
2. The Vortex