ジャンル | 短編ビジュアルノベル |
メーカー/ブランド | 開発: motijan / パブリッシャー: Nikita Kryukov |
発売年 | 2023 |
ハード | Steam(Win,Mac,SteamOS) |
お気に入り度(0~10) | 7 |
プレイ状況 | 全実績解除 / Steam版 |
短編ゲームを遊びたい気分になったので積んであった本作をプレイ
q.u.q. とは?
国外の個人開発者 motijan(いめ44)氏が制作、2023年にSteamでリリースした短編ビジュアルノベルです。
丁寧な日本語翻訳が収録されています。訳者のコメントが以下で公開されているので、読後に読んでみると面白いです。
概要・ゲームシステム・感想など
尖ったビジュアルと世界観、そして主人公のがさつな女の子が特徴の短編ビジュアルノベル。Milk inside/outside~ の作者の方がパブリッシャーとして関わっていらっしゃるようで、本作の制作に直接関わっているかは分かりませんが、世界観描写やビジュアルに似たようなテイストを感じます。
ゲームシステムとしては、歴年のビジュアルノベルの形式を取っています。多すぎるくらいのセーブ枠に、便利な既読のみのスキップ機能、バックログ機能など近年のVNにある機能が揃っています。
エンディングは11個。選択肢によって分岐が起こる王道スタイルです。それぞれがSteam実績になっているので、全回収まで遊ぶ人が多いのではないでしょうか。
物語は、砂漠をさまようちょっとがさつな少女ハッチと、出会う謎に満ち溢れたの諸々を描くもの。恐ろしい見た目の相手にも粗暴に振る舞うハッチの頼もしさと、時折見せる弱さが素敵。心に抱える闇と旅の目的が主題となって物語が進んでいきます。
本作はMilk inside/outside~ を彷彿とさせる奇妙な作風ではありますが、狂気ベースの語りではないため、素直に物語と向き合うことができます。
またテキストは第一印象からは想像できない程素直で読みやすく、情景を想像しやすいので却って世界の寂しさと奇妙さが強調されています。
物語は童話的で、ほんの少しSFを感じるテイスト。
劇的な展開は多くはありませんが、一部のエンディングにはびっくりするかも。
奇妙で寂しい世界を満喫する作品と思ってプレイするのがよさそうです。
ライブラリに入れておいて、気が向いた午後にプレイしてみてはいかがでしょうか
ゲーム音楽ピックアップ
本作のサウンドトラックはSteamで配信中。
また、youtubeにも作者の方がアップロードしています。