ジャンル | 短編一人称探索ADV |
メーカー/ブランド | 開発: David Czarnowski / 販売: davidczar |
発売年 | 2021 |
ハード | Win & Mac (Steam, itch.io) |
お気に入り度(0~10) | 6 |
プレイ状況 | クリア,全実績解除/Steam版 |
Clawfish
— SPD (@SPD_9X2) 2023年7月5日
30分ほどの短編雰囲気ゲーム
水上の無人駅を舞台に、クレーンゲームの中に囚われた魚たちを海に放流してあげるのが目的
特にこれといったゲーム要素は無いけれど、日本人の感じるノスタルジックさが溢れだしているのが素敵な作品でした pic.twitter.com/Rb2Ba8HMxv
超短編雰囲気ゲーです。気軽に触ってみました。
Clawfish とは?
Steamで購入できる一人称視点の探索ADVです。itch.ioでも購入できるみたいです。
Windowsだけでなく、Macでも遊べるみたいです。価格は310円(2023/08/15時点)。
開発はカナダの David Czarnowski 氏。デザイナーの方みたいです。
対応言語は英語のみ。ただ、フレーバーテキスト程度しか文字情報が無いので、最悪全く理解できなかったとしても進行に支障はありません。
概要・短評
一人称のアドベンチャーゲームです。一般的なFPSのような操作性です。
舞台は水上に浮かぶの駅。どこか日本を感じさせるノスタルジックな雰囲気が漂っています。
本作の目的は、設置されたクレーンゲームを遊び、景品である魚を海に逃がしてあげることです。意味不明ですが、特に背景などが語られることはありません。あくまで、そういう世界…ということです。
クレーンゲームを遊ぶためのトークンを両替機で購入し、筐体にインタラクトすることでクレーンゲームが遊べます。
クレーンゲームをメインの題材にしたデジタルゲームはかなり珍しいですよね。ミニゲームとして出て来ることは結構ありますが… (例: ゼルダの伝説夢を見る島)
クレーンゲームの面白さは景品の重心や、筐体の設定や環境を吟味しつつ、色々試行錯誤を重ねることにあります。しかし、多くのクレーンゲーム題材のミニゲームはそこまで踏み込んで再現していることはありません。大体シンプルなタイミングゲーになっているイメージ。
そのため、私は 「クレーンゲームの本質的な面白さをデジタルゲームで再現してるかも!?」と本作のクレーンゲームが面白いことを期待して購入したのですが…
結論:シンプルなタイミングゲー
うーん残念です……
魚がアームの下に来たタイミングで下ろせば確実に取れるので、駆け引きの要素はほぼありませんでした。それどころか、魚の数が多すぎて作業感が強く、大変でした。
作中でクレーンゲームが一番つまらないまであります。
クレーンゲームで魚を獲得すると魚の絵と名前、説明文が表示されます。これは作中に登場する全ての魚に異なるものが用意されています。凄いですね。
駅には、クレーンゲームの他にも、張り紙や自動販売機などインタラクトできるものが置かれています。張り紙はこの駅の近く(?)にあるらしい飲食店の広告などで、フレーバーテキストを読むことができます。内容は明らかに日本を意識しています。
自販機では飲み物が買えますが、こちらも内容が日本的。
本編要素以外に、駅の各所に配置されたバケツに囚われた魚を逃がしてあげる隠し要素があります。結構簡単です。
全ての魚を獲得して逃がしてあげると、駅に電車が到着します。乗り込むとゲームクリアです。
30分程度の短いタイトルで、夏の雰囲気を味わい、満喫するという意味では良い作品でした。雰囲気ゲーとして気になる人はぜひ遊んでほしいです。
ただ、個人的にはクレーンゲームをもっと面白く作り込んでほしかったです。
クレーンゲームのゲーム性に期待してプレイするのはお勧めしません。
まぁそんな奇特な人はあまり多くないかもしれませんね……
ゲーム音楽ピックアップ
音響面は雰囲気に合っていて素晴らしいです。
アンビエントなので強烈に印象に残ったりはしないですが…