ジャンル | パズルプラットフォーマー |
メーカー/ブランド | 開発:HAL研究所/発売:任天堂 |
発売年 | 2016 |
ハード | 3DSダウンロード専用ソフト(コレクションパッケージ版有) |
お気に入り度(0~10) | 6+ |
プレイ状況 | 全ワールドパーフェクト(王冠全取得)クリア/3DS DL版 |
ハコボーイ! もうひとハコ
— SPD (@SPD_9X2) 2023年10月12日
星のカービィで有名なHAL研究所が贈るアクションパズルシリーズの第2弾。
前作の終盤にあったハコを2つ出せるステージを拡張し、1つの作品に仕上げた作品。良くも悪くも前作の素直なコンテンツ拡張感が強いけれど、少しずつ楽しく遊べました。 pic.twitter.com/T2d163lPGt
プレイ開始が2023/03/29だったみたいなので、実に半年ほどかけてクリアしたことになります。総プレイ時間が5h程なので、つまみ食いみたいな感じでプレイしていたことがよくわかります。
ハコボーイ! もうひとハコ とは?
カービィシリーズで有名なHAL研究所が開発、任天堂が3DSのダウンロード専用タイトルとして2016年に発売したパズルプラットフォーマーです。「ハコボーイ!」の続編でシリーズ2作目です。更に、3DSで続編として「さよなら!ハコボーイ!」が、Switchのダウンロード専用タイトルとして「ハコボーイ&ハコガール!」が発売されています
3DSの3タイトルをまとめたパッケージ版も発売されていますが、現在(2023/10/13)プレミア価格が付いてしまっています。ただ、DL版は販売が終了しているのでこれを探して購入する以外にプレイ方法はありません。
概要・ゲームシステム・短評
基本のシステムは前作「ハコボーイ!」とほぼ同じです。以下の記事に書いてあるので、省略します。
前作との最大の相違点は、ハコを2つまで出せるようになったことです。前作にも終盤の一部ステージで2つのハコが利用できるステージはありましたが、本作ではすべてのステージが2つのハコを駆使して進んでいく構成になっています。
ハコが2つになったことにより、前作よりもパズルの自由度が格段に上昇し、前作をクリアした人でも唸る骨太な難易度になっています。前作をプレイしていることがある程度前提になっているとは思いますが、難易度曲線は比較的緩やかなので本作からプレイしても問題ないようには調整されていると思います。
ワールド数は全部で16で、前作よりもやや少ないです。登場するギミックも前作からの流用が多く、特に目新しい物はないです。そのため、プレイフィールは前作に近く、前作の追加コンテンツを遊んでいるような気分になりました。ただ、ハコが2つになったことにより解法の自由度が上がったため、前作よりもパズルと向き合っている時に感じる息苦しさは減った気がします。
システム面の変化としては、出せる2つのハコはそれぞれ色分けされるようになった点が大きいでしょう。これにより、盤面を把握しやすくなっています。
また、ショップには新たに「ハコ漫画」というコンテンツが登場しました。これは「ハコボーイ!」のキャラクターたちが登場する4コマ漫画になっています。これ目的でプレイするほどではありませんが、ちょっとしたおまけとしてはいい要素だと思います。
やり込み要素として、タイム/使用ハコ数/リトライ回数がワールドごとに記録される要素があります。評価が付くので、2周目に挑んでみるのもいいかもしれません。
気になった点としては、前作をプレイしていると引き継がれる「ウサギ」「ニンジャ」のコスチュームの存在でしょうか。この2つのコスチュームは、身に着けるとそれぞれ、移動速度上昇/跳躍力上昇 の効果を得ることができます。特に後者は非常に強力で、使っていると多くのパズルがやや簡単になります。
使用しても特にデメリットは無いため、使わないと損な気がしてしまい、私はウサギを使っていました。使用せずに通常プレイするのが実質的に縛りプレイになってしまっているのは、あまり好ましくはないなぁと思います。このコスチューム自体は前作から存在したので、今更感のある指摘ですがね…
更に、前作を飛ばして本作からプレイした人にはこれ等のコスチュームは与えられないので、初心者に厳しく・経験者に優しい要素になってしまっているのも気になりました
結論としては、前作をプレイして楽しかった方にはお勧めな作品です。
ただ、今はパッケージ版の3作セット以外入手方法が無いので、1作品目を遊んだ人は本作もプレイすることになると思いますが……
続編の「さよなら ハコボーイ!」は様々な新要素が盛り込まれているらしいので、いずれプレイしたいと思います。楽しみ。
ゲーム音楽ピックアップ
強烈に印象に残る曲はありませんでしたが、エンディングの少し切ない雰囲気は好きです